概要

わが国の持続的な経済成長には有効な生産性向上策が不可欠であり、そのためにはまず生産性の正しい計測が急務である。本論文では、Olley and Pakes (1996, Econometrica)やLevinsohn and Petrin (1999, NBER、2003, RES)らの推定法に基づき,セグメント(事業所)データによって,全産業の生産性の計測を行った.さらに,これらから得られた知見を基に,新たな推定量の開発を行い、生産性の計測を行った。