Abstract

個々の企業やある格付けに属する企業の倒産確率をどの様に推定するか、これまで様々な手法が提案されてきている。ここでは、社債と国債との間に存在する金利スプレッドより Impliedに決定される倒産確率をデータと見なし、倒産確率の推定とその統計学的性質について論じていく。所謂、キャリブレーションに対する統計学的な裏付けも同時に考察する。