Abstract

欠損値問題の研究ではノンパラメトリックモデルを考えることが中心であったが、ノンパラメトリックメトリックモデルでは説明変数が多い場合、次元の呪いの問題が生じる。そこで、次元集約を行うため、近年ではセミパラメトリックモデルを考える研究が盛んである。例えば、Wang etc (2004)は local linear モデルを考えている。本報告では欠損値問題に対してIchimura(1991)で提案されている Single Index モデルを適用した研究について報告する。