V.社会との連携
1.社会人の受け入れ状況
本学部には,社会人を対象とした特別選抜制度や特別の履修コースは設けられていない。しかし,主として本学の卒業生などが退職後,聴講生制度や学士入学制度を利用して,本学部に再入学,あるいは,講義を履修するケースが増えている。卒業生や社会人が真剣に学ぶ姿は,若い学生にも良い刺激となっている。表V-1のように,経済学部聴講生(学士入学者を含む)として毎年10数名から20名前後が学んでいる。
表V-1:経済学部聴講生(括弧内は学士入学者数)
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 合計 | |
2002年度 | 6 (1) | 1 | 1 | 4 | 5 | 17 (1) | ||
2003年度 | 2 | 2 | 2 | 2 | 4 (1) | 2 (1) | 1 | 15 (3) |
2004年度 | 1 | 3 | 3 | 8 (2) | 6 (1) | 2 | 22 (3) | |
2005年度 | 3 | 1 | 3 | 1 | 4 | 6 | 1 | 19 (2) |
2006年度 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 4 | 1 | 13 (0) |
一方,大学院においても社会人の再教育を目指す体制の確立が,本研究科の重要な課題になっている。これらの課題は研究科内部で検討されてきたが,2005年度より,国際・公共政策大学院が設置され,高度職業人教育を目指した本格的な社会人教育を行っている。今後これらのプログラムを円滑に発展させていくために,カリキュラム体系の整備や講義担当者の確保などに一層の努力が求められている。