編集後記

本報告書は一橋大学大学院経済学研究科および経済学部における教育・研究活動の状況を記すことを目的に2年ごとに出版される。現在では報告書の形式はほぼ定着しており,第1部では過去2年間の本研究科の組織としての活動について報告し,第2部では教員個人の活動について報告するという形式がとられている。今回の報告書もこの形式に従って作成した。報告書の編集方針は,研究科長および評価委員会から構成される編集会議において決定された。

第1部については評価委員会(石倉,大月,小田切)が分担して統括し,必要に応じ,関連する教員の方々に分担していただいた。またデータの収集については職員および助手の方々にも協力していただいた。第2部では本研究科に所属する各教員の教育および研究活動の成果について報告されている。項目についてはこれまでに確立された形式を採用し,個々の項目の内容については各教員に自由に書いていただいた。また,本年度より,この「教員の研究・教育活動状況」については,経済学研究科ホームページの「教員紹介オフィシャル・ページ」ともリンクさせ,読者の便宜に資するようにした。

なお,情報の電子化の進展に伴い,本年度より,本報告書もWEB版のみとし,従前のように印刷製本しないことになった。これにより紙資源の節約を通じて地球環境保護にも貢献するとともに,PDFファイルをダウンロードしていただくことにより,書棚のスペースを節約しつつも常に読者の身近に置いていただけるように工夫したつもりである。こうした公開のあり方についても読者のご叱責とご助言を賜れば幸いである。

最後に,本報告書の作成にあたってご協力をいただいた方々にこの場を借りて厚く御礼を申し上げたい。特に,項目の執筆を快く引き受けていただいた教員の方々,データの作成と提供をしていただいた教職員の方々,また,原稿の編集と校正を手伝っていただいた助手の方々に感謝の意を表したい。


第1部執筆者 石倉雅男,大月康弘,岡室博之,奥田英信,小田切宏之,斯波恒正,田中勝人(研究科長),山重慎二,山本拓
編集スタッフ 石倉雅男,大月康弘,小田切宏之,鈴木信子,福嶋依子

2007年3月 一橋大学大学院経済学研究科評価委員会委員長 小田切宏之