IV. 国際交流

3. 在学生の海外留学・研究の方針と状況

本学では,1987年より「一橋大学海外派遣留学生制度」を設け,外国の大学への留学を希望する学生を選抜し,それらの学生に対して,本学同窓会である如水会並びに明治産業株式会社と明産株式会社からの寄付金による「一橋大学海外留学奨学金」,あるいはAIEJ(日本国際教育協会)短期留学推進制度(派遣)などにより奨学金を支給している。これは国立大学としては特筆すべき留学生派遣制度であり,表W-2および表W- 3に見られるとおり,多くの学生が「一橋大学海外派遣留学生制度」により短期留学をしている。最近では,本学部・本研究科から2007年度に4名の学部生,2005年度に1名の大学院生がこの制度を利用して留学した。海外留学を希望する学部生・大学院生は増えており,民間機関,派遣先大学等から支給される奨学金や私費により留学する者も少なくない。今後も教育・研究上の国際交流がますます重要になると見られ,学部生・大学院生の留学に対するいっそうの支援体制が求められている。


表IV-2:一橋大学海外派遣留学制度による学部生の短期留学先

出国年度 全学人数 経済学部学生の行先国(人数)
1999 30 ドイツ(1),オランダ(1),スウェーデン(2)
2000 33 オーストラリア(1),カナダ(1)
2001 30 米国(1),カナダ(1),フランス(1),ドイツ(1)
2002 34 フランス(1),ウガンダ(1)
2003 27 ドイツ(1)
2004 26 フランス(1),ドイツ(1)
2005 26 中国(1),フランス(1),オランダ(1)
2006 30 韓国(1),カナダ(2),オーストラリア(1)
フランス(1),イギリス(1)
2007 30 中国(1),オーストラリア(1),アメリカ(1)
デンマーク(1)


表IV-3:一橋大学海外派遣留学制度による大学院生の短期留学先

出国年度 全学人数 経済学研究科学生の行先国(人数)
1999 15 米国(3)
2000 13 米国(2),トルコ(1)
2001 13 米国(1),ドイツ(1)
2002 9 なし
2003 9 なし
2004 3 米国(1)
2005 5 米国(1)
2006 5 なし
2007 7 なし