編集後記

一橋大学大学院経済学研究科教育研究活動状況報告書は,経済学研究科および経済学部における教育・研究活動の状況を記すことを目的として,2年ごとに刊行されている。本報告書は第9号である。報告書の形式はほぼ定着しており,第1部では過去2年間の本研究科の組織としての活動について報告し,第2部では教員個人の活動について報告するという形式がとられている。本報告書でもこの形式を踏襲し,項目等も前回の報告書に合わせてある。本報告書の編集方針は,研究科長,評議員,評価委員会,編集スタッフから構成される編集会議において決定された。

第1部については,評価委員会(石倉,大月,川口,黒住,山田)が分担して統括し,必要に応じてそれぞれの活動に関係した教員の方々に執筆,あるいは原稿内容の確認を依頼した。データの収集については,職員および助手の方々にも協力していただいた。第2部では,本研究科に所属する各教員の教育および研究活動の成果について報告されている。項目については,これまでに確立されたものを基本とした上で,次の変更を行った。(1)国内外学会発表の項で,基調講演・招待講演には「*」のマークを講演タイトルの前に付けた。(2)最近の研究活動において,研究集会オーガナイズの項を新設した。(3)業績の(d)その他,および一般的言論活動の項で,10点以内の制限をはずした。個々の項目の内容については,各教員に自由に書いていただいた。

情報の電子化の進展に伴い,前回から,報告書はWEB版で公開し,印刷製本は少数部数とすることになった。本報告書は,一橋大学大学院経済学研究科および経済学部における教育・研究の活動状況を網羅的に記述しており,継続的に刊行することが重要である。

最後に,本報告書の作成にあたってご協力をいただいた方々に,この場を借りて厚く御礼を申し上げたい。特に,執筆を快く引き受けていただいた教員の方々,データの作成と提供をしていただいた教職員の方々,また,原稿の受付,編集と校正をはじめ様々な作業をしていただいた助手の方々に感謝の意を表したい。


第1部執筆者 石倉雅男,江夏由樹(研究科長),大月康弘,川口大司,黒住英司,佐藤宏,高橋一,山重慎二,山田裕理,渡辺智之
編集スタッフ 石倉雅男,大月康弘,川口大司,黒住英司,山田裕理,安齋壽美,人見麻巨,平田昭子

2009年3月
一橋大学大学院経済学研究科評価委員会委員長
山田裕理