構成メンバー 研究グループ
事業推進担当者TA・RA・若手研究者
C1班 応用研究グループ1
【国際経済システムの設計と評価】
この班は、新たな国際経済システムの設計と評価を研究して、さまざまな課題を規範的な評価の観点から分析するとともに、新たなシステム・制度の在り方を設計者の観点から検討する。また、実証的な検証に基づいて、制度の経済厚生的な側面を定量的に評価する。第1サブ・プロジェクト(グローバル化のもとでの環境政策・貿易政策・競争政策、石川・蓼沼・古沢)は、WTOが直面する問題の規範的評価と制度設計を研究する。地球環境問題に対処するための制度・ルール・政策の設計、国際交渉のあり方に関する交渉ゲーム論的研究、GATT/WTOにおける例外規定の運用原則に関する分析・評価などは、研究計画の数例である。第2サブ・プロジェクト(国際間貸借の契約形態と債務リストラクチャリング、齊藤)は、最適契約や最適証券形態の観点から、国際間貸借における望ましいルールや手続きの在り方と附随的な法的問題を検討する。また、国際間貸借契約の資産価格データに関する実証研究から、貸借ルールの経済厚生的な側面を計量的に評価する枠組も提示する。第3サブ・プロジェクト(国際通貨制度の評価と再構築、渡辺)は、国・地域の通貨制度をリンクさせる国際通貨制度の設計の問題を研究する。特に、実体経済の急速な変化にともなう通貨制度の対応に注目する。
Copyright©2005 Center of Excellence/Research on Economic Systems