構成メンバー 研究グループ
事業推進担当者TA・RA・若手研究者
C3班 応用研究グループ3
【財政・社会保障システムの制度設計と政策評価】
この班は、財政支出・租税・地方財政(分権)・年金・医療・介護・福祉サービス・福祉国家などの各システムについて、その制度設計のあり方を究明して、関連する各種の政策を経済学的に評価する。第1サブ・プロジェクト(年金システムの設計と評価、高山)は、年金制度の沿革に配慮しつつ各種の実証的考察を進め、特に日本と東アジアを念頭に年金制度設計のあり方と政策の評価を行う。第2サブ・プロジェクト(財政システムの制度設計と政策評価、田近・岩本・佐藤)は、我が国を対象として税制、社会保障や地方分権の分野で具体的な制度改革を研究するとともに、従来アジアを中心に構築してきた財政研究の国際的ネットワークを拡充して、公共政策に関する中核的な情報発信拠点の形成を目指す。第3サブ・プロジェクト(福祉国家システムの制度設計、鈴村)は、福祉国家を公正な競争メカニズムというメイン・システムを競争政策サブ・システム、調整・統合政策サブ・システム、社会保障サブ・システムが補完する複合システムと理解する立場から、福祉国家の経済政策の設計と評価を目指す。第4サブ・プロジェクト(医療経済システムの設計と政策評価、鴇田)は、医療経済の長期的な推移をふまえ、レセプトデータの解析を進めながら、国際的視座のなかで日本の医療システムを効率性および公平性の観点から分析する。
Copyright©2005 Center of Excellence/Research on Economic Systems